結末のはじまり~光のさすほうへ~

私自身を見つめるための記録

わたし

他人への方が優しくできる。

その上理解した気になって

わたしはあなたの味方よ、なんて言ってみる。

なんでだろうね。

血の繋がった家族は

当然大切だし愛おしいし必要なのに

時に突き放すほど冷たくしてしまう。

ほんとうは

そうではないのに。




他人への方が優しくなれる。

それはもしかしたら

必ず離れる時が来るのがわかっているからかな。

離れることは決まってる。

でもできるだけ繋がっていたい。

嫌われたくはない。

だから

優しさを与え

愛情を与え

理解者ぶって

味方ぶって

そして

その見返りを求めるのかもしれない。





血の繋がりは

絶対的なものだと思う。

どんなに抗っても断ち切ることは出来ない。

だからこそまた

何をしても許されるような

錯覚をしているのかもしれない。

どんなに背を背けても

そんな冷たい言葉を放っても

その繋がりを切ることはできないと

信じきっているから。




だからこそ時に

ほんとうに信じるべきものを

ほんとうに大切にするべきものを

見誤ってしまう。

判断を鈍らせる。

絶対的な繋がりの前に。




そしてしばらくして気がつくんだ。

ほんとうにそばにいてほしいものの

存在に。




そうやって何度も何度も

同じ誤ちを繰り返し

同じ後悔を繰り返し

大事なものを何度も何度も

傷つけて

失ってきた。




でもね。

それでも

そうでしかいられなかった自分を

そうやってしか生きられない自分を

他人と繋がって愛されたくて仕方ない

そんな自分さえも

わたしは許すしかないんだよ。

これがわたしだもの。