結末のはじまり~光のさすほうへ~

私自身を見つめるための記録

こもれびに想う

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ずっと光を探している。

 

光を探すように、人とのつながりを求めていた。

何らかのアプローチに反応をしてもらうことで

自分の存在価値を見出そうとしたのかもしれない。

 

それがときには

言葉だけのやりとりのこともあったし

それ以上になることもあった。

同じ熱量で語り合ったり触れ合ったりすることが

心地よいと感じたこともあった。

 

それでもいつもどこか虚しかった。

その虚しさはどこからくるんだろう。

 

なにをしても満たされない思い。

ずっとずっとそうだった。

それがこの一年は余計に強く感じる。

 

つながっている人々が皆

虚像のように感じる。

実体のない、仮想的な存在なのかもしれないって。

存在なんてしていないかのように

不意に消えてしまうものなんじゃないかって。 

 

ただ

あたたかな優しさで包み込むように接してくれていた存在が

あるとき手のひらを返したように冷たく突き放してくる。

そんなときは妙に人間臭くって

やっぱりわたしがつながっていたのは

生身の人間だったんだって思う。

その残酷さよ。

 

 

もう人を好きになることなんて

怖くて怖くて、とてもできない。

もう人とつながりをもつことなんて

さみしくてさみしくて、とてもできない。

ただ虚しさを助長させるだけだから。

 

思い知ったことがある。

人間は取捨選択して生きていくものだって。

必要ないものを容赦なく切り捨てる。

 

切り捨てられた者の思いなどお構いなし。

自分がどう生きたいか

自分にはなにが必要か

それが判断基準。

結局は自分を守るのに全力を尽くす。

 

それを否定するつもりなんてない。

それが当たり前だから。

そしてわたし自身もそうだから。

 

そこまでわかっているのに

まだ光を探している。

だからわたしは伝えてみるんだよ。

 

怖くてさみしくて虚しい先に

まだなにかがあるかもしれないと

かすかに希望をもっているから。

 

 

お題「#この1年の変化