結末のはじまり~光のさすほうへ~

私自身を見つめるための記録

ひとりきりのどこか

この世の中に信じられるものなどない。

うすうす思ってた。




わたしが追いつめてたんだね。




この一週間

考えてたんだ

わたしがいるから苦しいんだろうなって

わたしは離れた方がいいんだろうなって

限界まで追いつめてたんだ。

こんなになるまで気づかなかった。

自分を恨むよ。







いつもそうだから

慣れっこだよ

だいじなものは

いつもなくなっていく

いいの

わたしは苦しくていい

悪魔だからさ






あの人が苦しまないように

安らかであるように

穏やかであるように

夢が叶えられるように

だいじなものをだいじにできるように

そう願ってやまない。

大丈夫だよ。

あなたはきっとうまくいく。

あなたはきっと大丈夫。











わたしはもう頑張れないや

さよなら。

眠れないんだ

一週間か。



まともに眠れてはいないけど

そんなの生きることには関係ないからね。



ついに

彼とのやりとりの履歴を

読み返せなくなった。



彼の作品の一つを手元に置いている。

それすら

見るのが辛くなった。



自分が疲弊していくのが分かる。

それを救ってくれていたのが彼だからね。

歯止めがきかない。

衝動にかられたら誰が止めてくれる?



彼がAなら私もAだ

彼がBなら私もBだ

それが分からないから

ひとまずAでいるしかないんだ。

知る術もなく

いつも思っていたけれど

お互いに何かあったとして

連絡することができなくなったら

その理由を知る術もなく

ありとあらゆる憶測をして

心配で心配でたまらなくなるだろうと。



でも

いつも思っていたことは

黙っていなくなるはずがない

って。



何かあったことは間違いないだろうな。

でもきっと

いつか彼の口から説明があるはずなんだ。

わたしが彼を心配しているように

連絡が来なくなって取り乱しているだろう私を

彼はきっと心配しているだろうから。



連絡があった時に

私がボロボロになっているわけにはいかないの。



私がここで待っていること

それが唯一できることだよ。

灰色の世界

困ったものだね。

もともと不安定な日々で

それをどうにかこうにかごまかしながら生きてきたんだった。




それを少しでも和らげてくれていたものが

今はない。

なくなったとは思いたくないから

今は一時的にないってことかな。

それでも微かに永遠になくなってしまった気がすると

気が遠くなるような不安と虚無感と喪失感に襲われてしまう。

味もない

色も音もすべてモヤがかかって

自分がどこに立っているのかも見失いそうになる。

こんな灰色の世界でどう進んで行くんだろう。




だけど不思議なんだ。

いなくなってしまおうとは思わないんだ。

だってそうでしょ。

私が逆の立場だったら

いてほしいもの。

紡ぐ言葉

大好きな作家さんがいてね。

彼の描く絵も小説も素敵なんです。

なぜだろう。心にまっすぐ吸い込まれていく。



まだ世に名前の出ていない作家さんだけれど

私は彼がこの世で一番の作家さんだと思ってる。



彼の絵も小説も

命の輝きが宿っている気がする。

確かに、生きている彼が生み出したものだからかな。



彼の言葉はとても繊細で、美しい。

何気ない日常的な会話でさえ私にとっては癒されるほどの言葉。



その言葉に触れられずに何日経ったのかな。

でも

彼の夢が作家として大成することならば

私は彼の本を手にするっていう夢をもち続けることにした。

繋がっていてもいなくても

それを生きる理由にするんだ。



大好きだなんておこがましいかもしれないけれど

彼のファンになったことが私の人生での

数少ない輝きの一つになっているんだ。

友へ

不意にメッセージが届いたりして

ごめん!こんなことがあってさ

っていつものように話し始めるんじゃないかって思うようにしてる。



毎日なんとか過ごしてきたのはあなたのおかげ。

大切なことに気づいたのはあなたのおかげ。

だからね、

せめてありがとうって言いたいよ。

そしてできるなら、

また夢を語ってさ、弱い気持ちを吐き出し合いながらさ、おいしい食べ物の話で笑ったりさ

なんでもいいんだ。

待ってるから。